健康のために日頃から身体を動かしたり食事を気にしたり、と良い習慣がある人も、気を付けたいけど中々できていない人も、日常的に行っていながら意識しないともったいないことがあります。それは呼吸です。
腹式呼吸の効果
呼吸の中でも意識してもらいたいのが腹式呼吸です。腹式呼吸とは「横隔膜」を使って行う呼吸法です。腹式呼吸には以下のような効果があります。
- リラックス効果
- 運動時の怪我の予防
- 便秘、冷えの解消
- 代謝向上
- 腰痛や肩こりを予防
- お腹周りの引き締め効果
呼吸方法を変えるだけでこんなに沢山の効果が得られるなんて、やらないともったいない気になってきませんか?腹式呼吸はいつでもどこでも意識できますし、費用もかからないので、すぐに実践できるというメリットがあります。では早速やり方を説明していきます。
実施方法
- 仰向けになって両膝を立てた状態になり、両手は軽くお腹の上に置きます
- 全身の力を抜きます
- まずは鼻から軽く息を吸います
- お腹が薄くなるまで絞り出すようにして、口から息を吐き切ります
- 吸った息がすーっとお腹で膨らむように、鼻から息を吸います(お腹の中で風船が膨らむようなイメージです)
- 3.4.を10回ほど繰り返し行います
お腹が動くのが分かってきたら、次は座った状態や立った状態で実施してみます。多少やりにくさはあると思いますが繰り返し実施することで慣れてくるかと思います。
普段から胸式呼吸が多い方は特に肩に力が入りやすいので、なるべく全身リラックスさせるような気持ちで行ってみてください。
普段からこの呼吸法をマスターしていると、身体の不調を軽減させてくれたり、運動の効率を上げてくれたりとメリットが沢山あります。実際、腰が痛くて起きるのが大変という患者さんに呼吸方法を変えてもらうと、痛みが軽減した方が何人もいらっしゃいます。
「運動が苦手だけど、今の身体の悩みを少しでも良くしたい」という方は、まずは気づいたときに呼吸を変えてみるのもおすすめです。是非試してみてくださいね。
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